「Windows ハードドライブをフォーマットする際には、NTFSにしたほうがいいと言われましたが、理由がわかりません。なぜ、FAT32よりもいいのか説明してもらえますか？」
Chin C. R. - イギリス、ロンドン


こんにちは、Chin。

FAT32は、かなり時代遅れのファイルシステムです。小さめのパーティション(< 8GB)に適しており、そのサイズのパーティションではNTFSより速いかもしれません。でも、FAT32でフォーマットするただひとつの理由としては、Windows 95, 98, SE（どれもNTFSフォーマットドライブを認識できません）とデュアルブティーングしたいかどうかという点だけです。

Windows 2000, XP, 2003 ServerはすべてNTFSを認識できます。FAT32に優るNTFSのメリットをいくつかご紹介しましょう。なによりもまず、信頼性が高く、FAT32よりもずっと簡単にディスクエラーからリカバーすることができます。さらに、FAT32は最高32 GBまでしか対応しないのに対し、最高16 TBまでのパーティションに対応します。万が一、16 TBでは十分じゃないという場合は、NTFSはネイティブ圧縮およびクォータ管理を提供し、FAT32よりも小さなクラスタサイズを使用してスペースを確保します。最後に、NTFSによってセキュリティパーミッションが可能になり、ファイルやフォルダごとにアクセス許可を設定してファイルやフォルダを保護することができます。

このように、NTFSではなくFAT32を使う理由なんてほとんどないんです。

お役に立ちましたか。

-Molly